書壇院について

書壇院は、吉田苞竹が上京の1919(T8)年に、後進の指導のために創設した書道研究会(後に書壇社)がその母体です。苞竹歿後3年の1943(S18)年、菁菁夫人は苞竹の遺志を継承し苞竹の収集品、土地、家屋等の全財産を寄附し、文部大臣の許可を得て財団法人書壇院を設立しました。 それ以後も、苞竹が始めた書道展覧会の開催、月刊『書壇』発行などの事業を継続していましたが、第二次世界大戦の末期にはこれらの事業も中断のやむなきに到りました。しかし、1945(S20)年、終戦直後には『書壇』を復刊し、1946(S21)年12月に第12回【書壇院展】を開催するなど、戦後の疲弊の中でいち早く活動を再開しました。 2012(H24)年4月、法人制度の改定にともない、従来の実績と将来への計画が認められて、公益財団法人書壇院として認定されました。 このホームページの「情報開示」→「定款」に掲げた通り、公益財団法人書壇院は「書道の研究、教育及び普及に関する事業を行い、書道芸術の高揚と精神の修養、人格の陶冶を図る」ことを目的として、現在は、書壇院展・竹心展・役員展などの展覧会や文化講演会の開催、書壇院ギャラリーにおける収蔵品の展示・閲覧、そして、月刊競書雑誌『書壇』および『学生書壇』の発行や書道教室の開設等々の活動を行っています。

●休館日 月曜日(祝日の場合は翌火曜日)及び年末年始

●開館時間 午前9時30分から午後5時まで